通い詰め、信頼を築いたからこそ
実行できた案件は私の誇り
顧客サポート課のミッションは、出会ったお客さまが夢を叶え、事業を成長させること。私はそう信じ、どうすればお客さまのお役に立てるかを常に模索しています。
記憶に新しいのは、数億円規模の融資を実行へと結びつけたある案件です。そのお客さまはフィギュアやプラモデルの販売・劇場や飲食店の経営・イベント企画など多角経営を行う法人で、当金庫とお取り引きはあるものの、メインバンクは他行という状況。2~3年通い詰め、お客さまが抱えている課題や将来の展望など対話を重ねることで、やっとご相談を受けることができました。
その内容はこれまで別々の場所で運営していた店舗を集約し、複合ビルを建てたいというもので、お客さまにとっても大きな挑戦です。
なかでも難しかったのは、土地取得のタイミングに融資実行をどう間に合わせるのか。また、その後も続く設計、建設、備品調達など次々と必要になる資金を滞りなく融資するのに相当苦心しました。
お客さまとの綿密な打ち合わせと審査部門への細かな調整を何度も繰り返し、慎重に進めていても想定外の壁にぶつかることがあり、このままでお客さまのご要望に応えられるのかと不安になることも。
しかしそんな時、経験豊富な上司や先輩が一緒になって課題に向き合い、的確なアドバイスで解決へ導き、私の背中を押してくれました。そうした心強いサポートもあり、無事にすべての融資を実行することができた時は、これまでにない達成感と充実感に満たされたのを覚えています。
ミスは許されないプレッシャーの中、私を信じてご依頼いただいたお客さまのお役に立てたことを実感できたこの案件は、私にとって誇りであり自信になったことは間違いありません。